「こまば歯科」釧路市駒場町1番2号 電話:(0154)31-7373                    2018-12-01

12月

su.jpg「歯に付いた茶色い汚れ ステイン!!」

歯の表面はツルっとして滑らかに見えますが、実際は顕微鏡で見ると小さな細い溝や穴がたくさんあります。
そして、食事や飲み物による色素が、その溝や穴に入り込みます。
これが歯の着色です。
ですから、一度着色してしまうと歯磨きだけでは簡単には落とせないのです。

着色の原因ですが、一つ目は喫煙です。
たばこの成分のニコチンやタールが、喫煙するたびに歯の溝や穴に入り込み着色が生じます。
ニコチン、タールの着色は着色の中でも最も強烈なものです。

二つ目は渋味の成分であるタンニンが含まれるコーヒー、紅茶、赤ワイン、お茶などです。
これは、タンニンが歯の成分であるカルシウムや唾液の中のカルシウムなどの金属イオンと結合しやすいためです。
そして歯面を覆う膜(ペリクル層)に付着して残留することで着色が生じます。
中でも、タンニンの量は紅茶が最も多く含んでいるので注意が必要です。
バナナや大豆製品など、一見意外なものにもステインの原因になりやすい物質が含まれています。

三つ目はしょうゆ、ケチャップ、ソースなど日常的に摂取する酸性が強い調味料なども着色が生じます。

また、着色ではないのですが、加齢によりエナメル質が薄くなった場合や、むし歯の進行により神経が死んでしまうことによって生じる変色もあります。
歯垢が歯に付着することでも着色を引き起こします。
歯垢は淡い黄色をしており黄ばみを目立たせますが、歯ブラシで容易に除去することができるので、着色の中でも比較的早く原因除去をすることができます。
歯垢が付着していると口臭も伴います。
さらに歯垢が長期的に付着していると、虫歯菌が産生した酸によって歯が溶け虫歯の原因にもなります。
虫歯は自然治癒することはないので、歯科医院で治療してもらうしかありません。

歯の着色を手軽に落とす方法として研磨剤の入った歯磨(しま)剤や消しゴムなどがありますが、歯の表面を傷つけてしまって逆に着色が生じやすくなる場合があるため、歯科医院で専用の機械や器具を使用して落とすのが一番安心です。

年末年始のご案内
12月29日(土)~1月4日(金)まで、お休みをいただきます。
よろしくお願いいたします。

11月

cyu.jpg「中心結節」

中心結節とは小臼歯(糸切り歯の後ろ2本の歯)に多く見られる歯の形態異常の一つで、生えたての永久歯の真ん中にとがった突起が生じたものです。
下顎第二小臼歯や第三大臼歯に好発する。

この結節(突起)は、大人になるにつれてすり減ってなくなることが多いのですが、まれに何かの拍子で折れてしまうことがあります。
このとき突起の中にも神経が入っているため、突然折れてしまうと神経が出てしまう場合があります。
少しずつすり減れば神経もだんだん退縮するため、痛みを感じることはないのですが、折れてしまうと最初はしみる程度でもだんだん症状が強くなって痛みが生じたり、場合によっては歯の根の成長が止まることもあります。

また、しみるなどの症状が出なくても神経が少しずつ腐ってしまい、突然痛みだしたり、歯ぐきが腫れたりすることもあります。
この場合、一見何ともない歯が痛んだり腫れたりするので判断が難しいのですが、レントゲン写真を撮ると根の先に黒い影が写る場合が多く見られます。

突起が折れて神経が死んで、一度膿んでしまうと、治療に時間も費用もかかってしまいますが、定期的に歯科医院を受診していれば突然折れないように少しずつ削ることもできます。
折れてしまい症状が出た場合には歯髄の処置が必要ですが、生えたばかりの歯は、歯根が未完成で治療が難しいため、処置後も歯根の変化を定期的にみる必要があります。
痛くなってからの治療ではなく、年2~3回の定期検診で予防をすることが重要です。
心当たりのある方は歯科医師に相談してみましょう

10月

ore.jpg「ぶつけて歯が抜けちゃった!時の対応は?」

ボールに当たってしまったり、転んで顔を打ってしまったり、まさかの場面は結構ある。
突然の事故で前歯が折れてしまったら、周囲や自分は、どう対処すればいいのか。

基本的な対応として、歯が抜けたり、根元近くから欠けたりした場合は、「歯牙保存液」または「生理食塩水」、「牛乳」に浸漬します。
緊急対応としては、最も日常的に身近にあるものとして「牛乳」が良いと思われます。
牛乳がないときは、患者の舌下部に静かに置いて、来院してもらいます。
歯科的には、「歯牙保存液」(ティースキーパー「ネオ」)が最も推奨されます。
小学校や中学校の保健室に常備されているところもあるようです。

●牛乳につける理由は?
浸透圧だけでなく、pHも体液に近似しているからです。
●この場合、温度は常温または、体温に近いほうがいいのか?
常温が望まれますが、脱落歯に付着した微生物の繁殖を抑制するため、気温が高い場合は、保冷剤などで冷やした状態が良いと考えます。
●長い時間は持たないと思いますが、最大で何分ほど持つか?
30分以内が望まれます。衛生上というよりも、早ければ早いほど再植できる可能性が高まります。歯根膜(歯を支えている骨と、歯根の間にある薄い膜)の状態によりますが、統計的には60分くらいまでですと予後がいいようです。
●これ以外でも、どのような対応が望ましいか?
ポイントは脱落歯の歯根膜を乾燥させないこと。再植までの所用時間です。
●歯がばらばらに割れてしまった場合など、再植できない場合はあるか?
牛乳に浸けているからOKということ全くありません。歯根膜のダメージの程度で予後が左右されます。
脱落歯の根が破折してしまった場合、特にタテに割れたときは再植できません。
また、歯根膜の乾燥や、感染がある場合は必ずその歯根膜を除去しなければならないため、再植しても正常な経過をたどらず、骨性癒着や歯根の吸収を起こす可能性が高くなります。

まとめると...
1.歯の根にはできるだけ触らない。
2.水では洗わない(浸透圧の関係で歯や歯根膜の細胞が傷害されてしまう)。
3.決して消毒薬などには浸けない(歯や歯根膜の細胞が死んでしまう)。
4.砂など汚れがついていても、そのまま保存液や牛乳などに浸ける。
5.根元からきれいに抜けたのではなく、歯が欠けた場合でも、かけらが大きければ使える場合もあるため、欠けた歯も保存液や牛乳などに浸けて持って行く。
6.牛乳もない場合、口腔内の舌下部で保持する。またはビニール袋にそのまま入れるか、手のひらでやさしく持って、歯科医院へ急いで受診。歯が乾燥してしまうので、ティッシュペーパーにはくるまない。

実際は、ぶつけた時などは唇を切ってしまったり、歯ぐきから出血していることが多く、慌ててしまいがちです。
また、小さい子供では、口の中が出血していたり、地面に落ちて汚れている歯を口の中に入れて持っていくことは困難だと考えられます。
そのため近くのコンビニやスーパーで牛乳を購入し入れて保存することが一番対応しやすいと考えられます。

ちょっとした豆知識ですが知っていると役に立ちますので、頭の隅にでも入れておいていただけると幸いです

9月

nin.jpg「妊娠中の歯科受診について」

妊娠中の女性は虫歯が増えやすくなります。
①唾液の量が減る。
②食べ物の好みが変わり、虫歯の原因になる甘い物や酸っぱい物を食べたくなる。
③つわりがひどくて歯磨きができない。
④1日中、何かを口にして、お口の中が虫歯になりやすい状態が続く。(食べつわり)
 妊娠中の女性は同時に歯ぐきが腫れたり、出血しやすくなったりします。
 妊娠性歯肉炎や歯周病です。
①つわりで歯磨きができず、汚れが残っている。
②妊娠中は歯周病菌のエサとなる女性ホルモンが約7倍増える。
③歯周病になりやすい30代女性の妊娠が増えている。

妊娠期にも歯科治療は行えます。
必要であれば治療は積極的に行ったほうがいいでしょう。
妊娠中は普段よりも虫歯や歯周病になりやすいので、妊娠がわかったら一度歯科医院でご自身のお口の中の状態を確認することをおすすめします。

母子手帳にも歯や歯ぐきの状態を記録する歯科検診の欄があります。
赤ちゃんが生まれた直後は、ご自身のことには手が回らなくなってしまいます。
お母さんやお父さん、周りの方のお口の状態が赤ちゃんの虫歯にも関係しますので、妊娠期に正しい知識を身に付けておくことも大切になります。

「妊娠中の虫歯治療」
(1)妊娠中の歯科検診のタイミング
妊娠がわかったら早めの受診をおすすめします。
妊娠初期の体調がすぐれない時期や、妊娠後期は診療中の椅子を横にしている体勢がつらいと思いますので、無理は禁物。
妊娠4~5カ月目の安定期の時期で検診を受けると、もし虫歯や歯周病の治療が必要な場合でもすぐに治療を開始することができます。

(2)妊娠中に虫歯などの歯の治療
安定期(妊娠5~8カ月)であれば、虫歯も含め歯科治療を行えます。
必ず歯科医師に妊娠していることをお伝えください。

(3)妊娠中に歯のクリーニング
丁寧に磨いていても磨き残しがあるものです。
妊娠中は少しの汚れで歯ぐきが腫れてしまいます。
ご自身で取り除けない汚れは歯科医院で取ってもらいましょう。
1~2カ月のペースで通えると理想的ですが、体調に無理のない範囲で構いません。
出産直前まで通われる人もいます。

(4)妊娠中のX線写真撮影
撮らなくても治療は行えます。
妊婦さんはレントゲン写真を撮らずに治療をすることが多いです。
歯科用のX線写真は数種類ありますが、基本的に首から上の部分や確認の必要な歯のみの撮影になるので、お腹の中の赤ちゃんには影響はありません。
撮影するときは鉛の防護エプロンをつけて放射線から守ります。
最近の歯科用のデジタルレントゲンの被ばく量は、従来の10分の1と言われています。
心配な人はレントゲン写真を撮らずに治療することもできるので、歯科医師に相談しましょう。

(5)妊娠中の麻酔は赤ちゃんに影響するか
歯科用の麻酔は局所麻酔といって、部分的に効くものなので、安定期であれば使用しても問題はありません。
麻酔を使いたくない人は、麻酔をしないでできる範囲で治療を行います。
また、担当の産婦人科医と相談しながら治療を進められますので、不安なことがあれば歯科医師に伝えていただくといいでしょう。

(6)妊娠中にお薬
なるべくお薬を飲まないことをおすすめします。
痛みが強いときなど、我慢することでお腹の赤ちゃんに影響が出てしまう場合は、産婦人科の先生と相談のうえでお薬をお出しすることもあります。
特に妊娠初期は赤ちゃんの体が作られるとても大切な時期ですし、胎盤を通って赤ちゃんに影響の出るお薬もあります。
お薬を飲む場合は必ず医師、歯科医師の指示を守ってください。

(7)妊娠中の抜歯
なるべくなら避けてください。
緊急性のない場合は出産が終わってからの抜歯をおすすめします。
歯を抜いた後は、感染予防のために抗生物質や、痛み止めのお薬を飲んでいただきます。
特に親知らずを抜いた後は長期間にわたってお薬を飲むことがある点には注意です。

(8)寝る体勢がつらい
お腹が大きいと椅子を横にしたときに圧迫されてつらくなることがあります。
椅子を少し起こして治療しますので、つらいときは遠慮なく歯科医師にお伝えください。
起き上がるとき、立ち上がるときはゆっくりと。
また、トイレが近くなったり、つわりで嘔吐反射が出たりすることもあるので、治療を中断したくなったら、歯科医師へすぐにお伝えください。

(9)つわりがひどくて歯磨きができない
小さめの歯ブラシ(子ども用でも構いません)を使い、少し前かがみの姿勢でかきだすように歯を磨いてみましょう。
歯磨き粉が気持ち悪いときはつけずに磨いてください。
歯ブラシを口に入れるのもつらいときは、食事の後にお水を飲んだり、口をゆすぐだけでもいいですよ。
キシリトール100%のガムをかむのもいいでしょう。

(10)つねに食べているから歯磨きのタイミングがわからない
その都度歯磨きをするのがベターですが、難しければ、食べたら口をゆすぐ、あるいはお水を飲むということをおすすめします。
歯科医院で販売しているキシリトールのチョコレートやガムがお好みに合う場合は、お口に入れるものをそのようなものにかえてみるのもいいでしょう。

妊娠期は体の変化に戸惑うこともたくさんあると思いますが、神経質にならなくても大丈夫です。
お腹の中の赤ちゃんのために、無理なくできることをしていきましょう。

妊娠中は大事な時期です、治療内容について担当の産婦人科の先生との連携を取ることもできますのでご相談してください

8月

kushi.png「釧路湿原マラソン」

毎年エントリー時に心が決まらず、10㎞マラソンに参加していましたが、今年は意を決して30kmマラソンに挑戦してみました。
走ったことがない距離なので練習を頑張ろうとしましたが、走り方のせいか腰が痛くなってしまい、練習では20㎞までしか走っておらず、当たって砕けろの状態で当日を迎えることになりました。

そんなこんなで迎えた当日の釧路は温かく、湿度も高めでなんとも走りにくいコンディションでした。
トイレを済ませ、準備運動を終わらせていよいよかとスタートを待っていると、毎度のことながらいきなりスタートのピストルが鳴り響き、スタートを迎えました。

あれよあれよといううちに毎年ゴールをしていた10㎞を越えて、スポンジと給水と周りの景色を見ながら何とか20㎞を越えて、
気が付けばスイカを食べながら自分の中での未知の距離をチャレンジしていました。

沿道の声援が非常に心強く感じ、止まりそうな足を動かしてくれてくれました。
そして、あと少しあと少しと自分に言い聞かせ関門で止められることなく、遂にゴールまで走りきることができました。
へとへとです。

走り終わって自分の顔を見ると真っ赤っ赤!
三時間近く走っただけなのに凄く日焼けしていました。
曇り空だったのに釧路の日差しも侮れないなと思い、今年の挑戦は幕を閉じました。
来年は日焼け止めを塗って頑張りたいと思います

7月

amg.jpg「アマルガムに関してこんな記事が出ていました」

100年以上前から使われていた、アマルガムという銀歯がある。
無機水銀と、銀や錫などの合金粉末を練り上げたペースト状のものを患部に詰め、患者の口の中で24時間かけて硬化、硬い“銀歯”となる。
材料費も安く、保険診療に使用され、一時期は虫歯治療の8割を占めていた。
ところが「歯に被せた金属が塩分で溶けて、それが体内に入れば、病気が出るだろう。
それで歯科治療の金属アレルギーについて研究を始めたら、実に沢山の患者が出てきました」

原因不明とされていた掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)などの皮膚疾患が、水銀、銀、銅、パラジウム、亜鉛、錫、ニッケルなど、歯科治療で使用されている金属のアレルギーによるものがあると明らかにした。
しかし、日本歯科保存学会では、アマルガムは無機水銀なので、水俣病で問題になった有機水銀のような影響はないと説明する。

再発した虫歯はコンポジット・レジン修復をお勧めしたい。
削る部分が小さくて済むのが特徴の治療だ。
ただし、技術格差が大きく、治療に時間がかかる割に保険の設定費用があまりに安いため、やりたがらない歯医者もいる。
金属アレルギーの診断を受けた患者は、奥歯の銀歯を、CAD/CAMという、レジンとセラミックのハイブリッド義歯に保険で交換が可能。費用は1歯あたり約1万円(※3割負担の場合)。
金属アレルギーの不安を過度に煽って、高額なセラミックを勧める歯医者もいるので注意したい。

上記のような記事が出ていました。
補足すると、
金属アレルギーの症状が出ている方は、金属アレルギーの検査を行っていただき医師の診断書があれば、奥歯に装着されている金属の冠をCAD/CAM冠に変更し装着することができます。
しかしながら、プラスチックの冠であるため、奥歯の噛む力に負けて割れやすい・外れやすいなどのリスクもあります。
そのことで問題が出るケースも少なくありません。
そのため、しっかりと歯科医師と相談したうえで、どの材料を使用するかを決めることが必要だと考えます。

6月

hanara.jpg「あれ?永久歯が生えてこない」

歯の生え変わりの時期が来ても、永久歯がなかなか生えてこないとき、主に二つの原因が考えられます。
一つは永久歯が先天的に欠如している場合、もう一つは、何らかの理由により永久歯が顎の骨の中に留まっている場合(歯の埋伏)があります。
どちらの場合も、放っておくと歯並びや咬(か)み合わせに悪い影響を及ぼす可能性があります。
「先天性欠如」とは、乳歯が抜けても永久歯が生えてこないという、歯(永久歯)の本数が少ない状態になってしまう歯の形成異常の1つです。
原因は未だはっきりと解明されていませんが「遺伝」や「妊娠中の母親の栄養不足」「薬物乱用」など、先天性な事情が関係していると見込まれています。

<歯並びに悪影響>
永久歯の生え(替わり)方に左右差があり、片側の永久歯は完全に出ているのに反対側の同じ種類の永久歯が出ていない場合、乳歯がいつまでも残っている場合などは歯科医院等でX線写真を撮って確認してもらうことをお勧めします。
一方、全体的に歯の生え替わりが遅れているだけの場合はあまり心配することはありません。
体の成長に合わせて生え変わるからです。

永久歯の先天性欠如は近年増加傾向にあると言われます。
日本小児歯科学会が行った全国調査では、歯科を受診した子どもの約10%に1本以上の永久歯の先天性欠如があることが報告されています。

男女別では女子にやや多く、上顎と下顎では下顎の歯の方が多いようです。
永久歯の種類では前から数えて5番目の歯(第二小臼歯)や2番目の歯(側切歯)に多く見られます。
先天性欠如の方の場合、6歳以降も永久歯が生えてこず、最終的な永久歯の本数が20本~25本程度と少ないのです。

歯の本数が少ないと歯と歯の間に隙間があるので「歯並びが悪くなる」「食べかすや病原菌が隙間に付着し虫歯になりやすくなる」「食事や発声がしにくくなる」といったリスクが生じてきます。
大臼歯以外の永久歯が先天的に欠如していると、先行して生えている乳歯が大人になっても残ったままになりますが、永久歯との大きさの差があるため、咬み合わせが多少ずれてしまいます。
また、乳歯は自然に抜け落ちてしまうことも多く、そのまま放置していると隣の歯がそのスペースに倒れ込み、歯並びや咬み合わせを乱す原因となります。

先天性欠如に対する一般的な治療方針としては、
(1)乳歯が残っている場合、できるだけ長持ちさせる。
(2)矯正歯科治療によりその永久歯のスペースを閉じてしまう。
(3)補綴(ほてつ)歯科治療により人工の歯でスペースを埋める。
(4)(1)~(3)の組み合わせ-が考えられます。
正常な方の場合、おおむね6歳前後で乳歯が徐々に抜けていき永久歯が生えてきます。
永久歯の本数は正常な方の場合は28本前後ですが小学生以下の子どもの場合は、先天性欠如と判断されても基本は経過観察となります。

中学生~20代くらいまでの若年層の場合は、乳歯を強制的に抜歯し、矯正器具により歯の並びを改善して隙間を生めていきます。
先天性欠如の場合は永久歯を生えさせるのは難しいため、歯科矯正により歯並びを改善して隙間をカバーする治療がメインとなってきます。
30歳以降となると、それまで抜けずに残っていた乳歯は年齢的に自然と抜け落ちていき、乳歯も永久歯もない状態となります。
この年齢で先天性欠如に気づいた場合は、治せそうな状況であれば矯正器具で歯並びを改善することになります。
ただし30歳以降になると年齢的に歯科矯正による効果も薄れてくるので、歯科矯正で治療が難しい場合などは、インプラントや入れ歯などを隙間に装着する形で対処していきます。

<原因除去し治療>
永久歯が顎の骨の中に留まっている場合、歯が本来あるべき位置になかったり、異常な方向を向いたりしていることがあります。
上顎の犬歯によく見られ、前歯(切歯)の歯根にぶつかって吸収してしまうことがあるので要注意が必要です。
また、嚢胞(のうほう)、腫瘍、骨の疾患やその治療で歯の萌出が妨げられていることもあります。
主な対処法は、原因をできるだけ除去した上で、埋まっている歯を矯正歯科治療により引っ張り上げるやり方です。

矯正歯科治療は通常自費診療となりますが、6本以上の先天性欠如や3本以上の埋伏歯の場合には、指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)に限って健康保険が適用されるようになりました。
詳しくは、矯正歯科を専門としている歯科医にご相談いただくか、日本矯正歯科学会のホームページをご覧ください

5月

ze.jpg「舌痛症ってなに?」

「舌の先や、横側の縁の部分がヒリヒリ、ピリピリと痛む」。
そんな症状に見舞われる「舌痛症(ぜっつうしょう)」という病名を聞いたことがあるでしょうか。

舌痛症とは、舌の表面に痛みの原因となり得る器質的な異常や病変(例えば口内炎などの炎症や粘膜の荒れ、ただれ、腫瘍など)がないのにもかかわらず、舌が痛んで気になってしまう…そんな不快症状です。
そして症状が何カ月も続くことがあります。

舌痛症の症状である舌の痛み方にはある特徴があります。
ピリピリした痛み、カーッと熱くなる様な痛み、ヒリヒリと刺し込む様な痛みなど、舌の痛みの感じ方、表現の仕方はさまざまです。
けれども、そこには痛みを感じるときと感じないときがあるという共通点があります。
仕事や掃除洗濯などの家事、運転中など何かに集中して取り組んでいる間や食事中は、痛みを生じません。
テレビを見てリラックスしているとき、ボーッとしているとき、就寝前の落ち着いているときなど、何もしていない時に痛みが発生するのです。

舌のどこにでも痛みが生じるわけではありません。
痛みが生じるのは、舌の先端部であることが多いのですが、舌の先から前方2/3くらいの範囲なら起こりえます。
なお、舌痛症の痛みには強弱があります。
たとえ寝る前に舌が痛くなっても、眠ることが出来なくなる様なことはありません。
次第に弱まってきて眠りにつくことが出来ます。
医療機関を受診しても「異常なし」とされ、単なる「不定愁訴」と診断されてしまうこともあるようです。

不思議なことに、男性にはほとんど見られません。
舌痛症には、男女間で発症傾向に明確な差があります。
男性:女性=1:8〜10と女性に圧倒的に多い傾向があります。
思春期以降であればどの年代でも起こりえますが、30代以下の若い年齢層に起こることはあまりありません。
50代以降に多く発症するとされています。
90年代から増加傾向で、学会などの臨床統計を見ると、歯の治療が契機になって症状が出現することが多いとされています。
「治療に使用された薬剤や金属のアレルギーなどでは」「銀歯が舌に当たっているからでは…」など、
ほかの歯科医院で受けた治療に原因があると考える患者が多いようです。

舌痛症の原因や、発症のメカニズムはいまだ解明されていない。
舌痛症の人は歯科だけではなく、口腔外科、耳鼻咽喉科、内科など、さまざまな診療科を受診しています。
しかし「口内炎」だと診断されるなど、気休めの軟膏やうがい薬などを処方されて追い返されてしまうケースも多く、
外見上、舌に明らかな異常がなければ「更年期障害」や「うつ病」、単なる「ストレス」でかたづけられてしまうケースもあるようです。

舌痛症の原因や、発症のメカニズムについては不明な点も多く、いまだ解明されてはいません。
ただし、下記のような特徴があります。
1)実際に話すと生真面目な人が多い。(経験的には几帳面で、執着心が強い人が多いです)
2)痛みの度合い、痛む範囲が一日の中で変わる(日内変動)、日によって変化する。
 (食事中や入浴中など、何かに集中している時はほとんど痛まない)
3)歯科治療や身内の不幸、ペットの死などがきっかけで始まることが多い。
4)舌の痛み以外の多彩な症状を同時に訴える患者が多い。
 (舌の異常だけでは起こりえない、口の中の乾き、喉の奥の違和感などを同時に訴えることが多い)

以上の臨床的な特徴があることから、メンタルと何らかの関連性があるようです。
また、舌がんなどの「がんへの恐怖感」や、何か深刻な病状を想像して一人で思い悩んでいたり、ストレスや心身疲労が加わると症状が増悪するとされることからも、心理的要素との関連性がうかがえます。

専門医療機関を紹介受診するのがもっともスムーズ
逆にガンの心配はないこと、炎症がないこと、(以前に受けた)歯科治療箇所は客観的に見て異常がないことなどを、
理論的かつ丁寧に話すと気持ちが楽になったり、症状が緩解される患者が多いように思います。
原因やメカニズムが分からない以上、舌痛症には特効薬や確立された治療法は現在のところありません。
多くの医師にも舌の痛みを理解してもらえないことから、ドクターショッピング(色んな病院を転々とすること)を繰り返す患者も珍しくはありません。
もし、あなたが舌痛症を疑って受診するならば、大学病院などの口腔外科やオーラルメディシン(口腔内科)、メンタルクリニックなどが
専門診療科となります。
かかりつけの医師、歯科医師がいる人はかかりつけ医に紹介状を発行してもらい、専門医療機関を紹介受診するのがもっともスムーズな受診方法でしょう

4月

ko.jpg「口内炎」

「口内炎」は、その名の通り、口の中やその周辺の粘膜におこる炎症の総称です。
主に頬の内側をはじめとする広い範囲に発生する炎症で、多くが痛みを伴います。
ひとつだけでなく、いくつもできたり、長引く場合もあります。
口は、食事や呼吸、会話などで外部に接する器官だけに、ほこりや細菌、ウイルスなどの影響を受けやすく、口内炎を引き起こす原因もあらわれる症状もさまざまです。

●疲労や免疫力の低下が原因と考えられる「アフタ性口内炎」
一般的にもっとも多くみられるのが「アフタ性口内炎(潰瘍性口内炎)」です。
原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足(ビタミンB2が欠乏すると口内炎ができます)などが考えられています。
アフタ性口内炎にかかると、赤く縁取られた2~10mm程度の丸くて白い潰瘍が、ほお・唇の内側・舌・歯ぐきなどに発生します。
小さなものが2~3個群がって発生することもあります。
普通は10日~2週間ほどで自然に消滅してあとは残りません。
若い人に多くできる傾向があります。
なかなか治らないとき、範囲が広いとき、何度も再発するときは、ベーチェット病などほかの病気の一症状であったり、くすりが原因の場合もあるので、すぐに病院へ行きましょう。

●ウイルスや細菌の増殖が原因の「ウイルス性口内炎」
ウイルスが原因で起こる口内炎もあります。単純ヘルペスウイルスの感染が原因の「ヘルペス性口内炎(口唇へルペス)」や、カビ(真菌)の一種であるカンジダ菌の増殖が原因の「カンジダ性口内炎」などがあります。
そのほかにも、梅毒・淋病・クラミジアなど、STD(性行為感染症)による口内炎も知られています。
ウイルス性口内炎に多くみられる多発性の口内炎は、口の粘膜に多くの小水疱が形成され、破れてびらんを生じることがあり、発熱や強い痛みを伴うことがあります。

●物理的刺激によって起こる「カタル性口内炎」
「カタル性口内炎」は、入れ歯や矯正器具が接触したり、ほおの内側をかんでしまったりしたときの細菌の繁殖、熱湯や薬品の刺激などが原因で起こる口内炎です。
口の粘膜が赤く腫れたり水疱ができたりします。
アフタ性とは異なり、境界が不明瞭で、唾液の量が増えて口臭が発生したり、口の中が熱く感じたりすることもあります。
また、味覚がわかりにくくなることもあります

●その他の口内炎
特定の食べ物や薬物、金属が刺激となってアレルギー反応を起こす「アレルギー性口内炎」、喫煙の習慣により口の中が長期間熱にさらされることにより起こる「ニコチン性口内炎」などもあります。
ニコチン性口内炎の場合は、口の中の粘膜や舌に白斑ができ、がんに変化するおそれもあります。

就寝中の歯ぎしりにも要注意です。
口内の粘膜や舌にこまかい傷がつき、口内炎ができやすくなります。
また、力仕事や何かに集中しているとき無意識に食いしばっている人、口の中を軽くかむ、舌と歯で挟むなどの癖のある人も、口内炎になりやすいといえます。
繰り返す口内炎とともに、朝起きたときに顎が痛む、熟睡した感じがしない、気づくと口をぎゅっと閉じている、あごや肩がこるといった症状がある場合は、歯ぎしり、食いしばりの疑いがあるので、歯科医院で相談してみましょう。

そのほか、物理的な口の中の粘膜への刺激として、歯並びの悪さ、差し歯・入れ歯の不具合、欠けた歯の放置、治療中の歯なども考えられます。
これらがあると粘膜に傷をつけ、口内炎を起こしやすくなります。

また、ドライマウスも口内炎の原因になります。
口内が乾燥すると、ちょっとした刺激でも粘膜が傷つきやすくなります。
また、殺菌作用のある唾液の分泌量が減少しているため、自浄作用が低下し細菌やウイルスが増殖しやすくなっています。

口の中が乾燥しがちだと思ったら、よくかんで食べるなど、唾液の分泌をうながしましょう。
しかし、自己免疫疾患など、他の病気が隠れているケースもあるので、まずは歯科を受診することをおすすめします。
また、口呼吸が原因の場合もあるので、鼻の病気がないか耳鼻咽喉科にてチェックすることも大切です。

口内炎の治療として、市販のパッチ薬や軟膏を使っている人は多いでしょう。
1~2週間で治ることが多いため、放置しているケースもあるかもしれません。
しかし、頻繁に繰り返す、2週間以上たっても治らないという場合は、歯科や口腔外科を受診してください。
口内炎は原因を突きとめて、再発を防ぐことが肝心です。

3月

or.jpg「オーラルフレイル」をご存知ですか?」

「オーラルフレイル」は、口腔機能の軽微な低下や食の偏りなどを含み、身体の衰え(フレイル)の一つです。
この「オーラルフレイル」とは、健康と機能障害との中間にあり、可逆的であることが大きな特徴の一つです。
つまり早めに気づき適切な対応をすることでより健康に近づきます。

この「オーラルフレイル」の始まりは、滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、かめない食品が増える、口の乾燥等ほんの些細な症状であり、見逃しやすく、気が付きにくい特徴があるため注意が必要です。
そして、このような機能の低下は、高齢者の筋肉の衰えである「サルコペニア」や、運動機能が低下する「ロコモティブシンドローム」の前段階だと考えられています。

例えば、歯を失ったままで放置、歯周量を治療しないままにして、満足に噛めない状態を放置していたとします。
すると、食べられる食品が限られるため、食に対する意欲が低下していまい、栄養不足や栄養の偏りが生じます。
その結果、少しずつ体力は衰え、筋肉や体を動かす機能が低下していくのです。

さらに、転倒してケガをすればそのまま寝たきりになってしまうこともあります。
きっかけは、お口の中だけの小さな問題でも、オーラルフレイルを引き起こすことでバランスの良い食事がとれず、のちに健康をそこねる大きな問題になる可能性があります。
健康寿命を延ばすため、お口の健康についても考えてみましょう。

対応としては、
高齢期における人とのつながりや生活の広がり、共食といった「社会性」を維持することは、多岐にわたる健康分野に関与することが明らかとなっております。
この多岐にわたる健康分野には歯や口腔機能の健康も含まれており、これら機能の低下はフレイルとも関連が強いことがわかっています。
歯周病やむし歯などで歯を失った際には適切な処置を受けることはもちろん、定期的に歯や口の健康状態をかかりつけの歯科医師に診てもらうことが非常に重要です。また、地域で開催される介護予防事業などさまざまな口腔機能向上のための教室やセミナーなどを活用することも効果的です

右の写真に「オーラルフレイル」の代表的な兆候をチェックポイントとしてまとめたので、ご自身やご家族に当てはまる項目がないか、ぜひチェックしてみてください。

もし、1つでも当てはまる項目があればフレイルやオーラルフレイルの兆しかもしれません。
外出の機会を増やし、社会的な活動を心がけ、快活な生活を送ってください。
また、歯科の受診や口腔ケアの指導などを受けるなどして、口の健康に努めましょう。
あてはまる項目がなかったとしても、油断は禁物。健康維持のための口の役割を理解して、普段からしっかり噛むことを意識しましょう。

2月

DSC05334.JPG「BLS & DCLSのコースに参加してきた。」

先日スタッフとともにDCLS(Dental Crisis Life Support/歯科救急危機対応)
「DCLS」とは「Dental Crisis Life Support」の頭文字を取った略語です。
この概念は、歯科診療/治療領域における健康危機、誤嚥による窒息、アナフィラキシー、
失神、心血管危機に遭遇した時の歯科チームとして最初の10分のにどのように対処すべきか、を学習・研修するものです。「BLS」とは一次救命処置です。

心停止や窒息という生命の危機状況に陥った傷病者や、これらが切迫している傷病者を救命し、社会復帰に導くには、「生命の連鎖」と呼ばれる4つの要素が必要になる。
4つの要素は、
1、心停止の予防
2、早期認識と通報 
3、一次救命処置(CPRとAED)
4、二次救命処置と心拍再開後の集中治療によって構成されている。

心停止の予防は、心停止や呼吸停止となる可能性のある傷病を未然に防ぐことである。
例えば、小児では交通事故、窒息や溺水などによる不慮の事故を防ぐことが重要となり、成人では急性冠症候群や脳卒中発症時の初期症状の
気づきが重要であり、それによって心停止に至る前に医療機関で治療を開始することが可能になる。

早期認識は、突然倒れた人や、反応のない人を見たら、直ちに心停止を疑うことで始まる。
心停止の可能性を認識したら、大声で叫んで応援を呼び、救急通報(119番通報)を行って、自動体外除細動器(automated external defibrillator : AED)と組成器材を持った専門家や救急隊が少しでも早く到着するように努める。

一次救命処置(basic life support : BLS)は、呼吸と循環をサポートする一連の処置である。
BLSには胸骨圧迫と人工呼吸による心肺蘇生(cardiopulmonary resuscitation : CPR)とAEDが含まれ、誰もが直ぐに行える処置であるが、
心停止患者の社会復帰においては極めて大きな役割を果たす。

二次救命処置(advancsd life support : ALS)は、BLSのみでは心拍が再開しない傷病者に対して、医師や救急救命士などが薬剤や医療機器を
用いて行うことで社会復帰の可能性を高めることができる。

最近はよくAEDを見かけますね。
使い方を知っているか知らないかで大きな差が出ます。
突然のことで動けない、そんなことが無いように、繰り返し反復練習して対応していきたいと思います

2018年1月

shisyu.jpg「謹賀新年」

皆様、明けましておめでとうございます。
本年も、こまば歯科をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、年末年始のお休み中に食べ過ぎ・飲み過ぎで体重が増えた方はいらっしゃいませんか?
もしこのままの食生活が続いて糖尿病になったら・・・。
そこで今回は、糖尿病と歯周病の関係についてまとめてみました。

なぜ、歯肉の炎症である歯周病が糖尿病に関わってくるのでしょうか。
出血や膿を出しているような歯周ポケットからは、炎症に関連した化学物質が血管を経由して体中に放出されています。
中等度以上の歯周ポケットが口の中全体にある場合、そのポケット表面積の合計は掌(てのひら)と同じ程度と考えられています。
歯周ポケットの中身は外からはなかなか見えませんが、手のひらサイズの出血や膿が治療なしで放置されていると考えると、からだ全体からも無視できない問題であることが理解できると思います。
ポケットから出て血流にのった炎症関連の化学物質は、体のなかで血糖値を下げるインスリンを効きにくくします(インスリン抵抗性)。そのため、糖尿病が発症・進行しやすくなります。

歯周病治療で血糖値が下がる!
最近では歯周病と糖尿病は密接に関連していると言われており、歯周病の治療をすると血糖コントロールが改善するという研究成果も数多く報告されています。
ここでの「歯周病の治療」とは、患者さん自身のブラッシングによるプラークコントロールをしっかり行い、歯科医院で炎症の原因となっている歯石を確実に取り除く(スケーリング)ことです。
そうすることで歯肉の炎症をコントロールできればインスリン抵抗性が改善し、血糖コントロールも改善するということが、日本での研究を含めた多くの臨床研究で報告されています。
一方で、全ての症例で血糖値の低下が生じないことも明らかになっており、どのような糖尿病患者さんで血糖値が下がりやすいのかを調査した今後の研究成果が待たれています。

かかりつけ歯科医院を作りましょう。
歯を失わないということは、生活の質を直接低下させないだけでなく、生活習慣病や認知症などの予防や管理にも深く影響してきていることが明らかになってきています。
歯周病コントロールのためには、歯科医院での予防的なケアや専門的なアドバイスを受けるのが有効です。
定期的なブラッシング指導を受け、自己流の間違ったブラッシングを続けないことにもつながります。
かかりつけの歯科医院をつくり、年に1、2回のチェックとクリーニングを行うことが、歯周病と糖尿病の管理という観点からだけでなく、将来の快適な生活にもつながるでしょう。

治療が必要になったら・・・
口の中のトラブルがあれば、すぐに歯科医院を受診しましょう。
治療が必要な病変は早めに発見して早めに治療することが、重症化させないために重要なポイントです。
一方で、受診した結果、治療が必要になることもあります。
その際にもし血糖コントロールが悪かったら、治療効果が出にくかったり、治療をすぐに行えなかったりする場合もあります。
治療を進めてよいか、歯科医だけでは判断できない場合には、糖尿病の主治医に確認をする場合もあります。
まずは、ご自身が糖尿病をお持ちであること、薬の治療を行なっていることなどを歯科医に伝えてください。
また、歯科治療後、治療に伴う痛みなどで食事がとれないこともあるでしょう。
糖尿病の薬の治療を行っている方で食事がとれない場合には、薬の調整が必要になることもあります。
薬の調整方法を相談するためにも、歯科治療を予定しているときには糖尿病の主治医に伝えるようにしましょう。

休診のお知らせ
1月27日(土)の午後は、スタッフの講習会受講のため休診いたします。

12月

ct.jpg「歯と骨粗鬆症の関係」

歯と骨は別の物なのですが、歯を支えているのは顎の骨です。
そのため、顎の骨が弱くなってしまうと、支えられている歯自体にも影響が出てきます。

骨粗鬆症とは
骨粗鬆症は、骨の密度が低下してスカスカの状態になってしまう症状です。
このようになると、骨は軽石のようにもろくなり、転んだだけで手首や太ももの骨が簡単に折れてしまったり、腰や背中が慢性的に痛むようになったりします。
骨は一度できあがるとそのまま変化しない物のようなイメージがありますが、実は皮膚などと同じように古くなったものが新しく作られたものへと入れ替わっています。
健康な状態では、古くなった骨が破壊・吸収されるスピードと、新しく骨が作られるスピードのバランスがつり合っています。
しかし、骨粗鬆症の場合は古い骨が吸収されるスピードに新しい骨が作られるスピードが追い付かず、どんどんと骨がスカスカになってしまいます。
骨粗鬆症は、がんや心臓病の様に直接命をおびやかすような病気ではないものの、骨粗鬆症による骨折が原因で、寝たきりの生活になってしまう場合も少なくありません。

骨粗鬆症になりやすい人
骨粗鬆症は長年の生活習慣が原因となることから、骨の生活習慣病とも言われています。
骨粗鬆症は閉経期以降の女性や高年齢の男性に多くみられますが、若い人でも栄養や運動不足などの影響でかかることもあります。
骨粗鬆症は特に女性に多く、その80%以上が女性患者であるともいわれています。
女性はエストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが多いほど骨密度が高いという傾向があります。
特に女性は妊娠時や閉経後はエストロゲンの急激な減少が起こるため、骨粗しょう症になる方が増えるのです。

歯周病や歯の喪失への影響
歯は「歯槽骨」と呼ばれる骨によって支えられています。
歯槽骨は、顎や鼻といった顔の骨と一体化しており、骨粗鬆症になるとこの歯槽骨がもろく溶けやすくなります。その結果、歯周病の進行が早くなってしまいます。
歯周病は、細菌によって歯ぐきに炎症が起こり、歯根を支えている歯が溶かされていってしまう病気です。
骨粗鬆症によって歯周組織の歯がスカスカ状態になると、歯周病が重症化しやすくなります。

骨が腐るの??骨粗鬆症治療薬による副作用
骨粗鬆症の治療薬として、ビスフォースフォネート系薬剤(BP系薬剤)というものが使われています。
以前は副作用の問題は無いとされていたこのお薬ですが、2008年に厚生労働省から「BP系薬剤を使用している患者の内、3年以上投与されている患者が抜歯や外科手術を行った場合、BP系薬剤の関連により顎骨壊死の症状が増えている。」との報告がありました。
顎骨壊死というのは、顎の骨の組織や細胞が死んでしまい、骨が腐った状態になることです。
顎の骨が腐ると、お口の中にもともと生息している細菌による感染が起こり、顎の痛み、腫れ、膿が出るなどの症状が出ます。

骨粗鬆症の治療を受けている、もしくはBP系薬剤の投与を受けているという方は、歯の治療を受ける前に必ず歯医者さんにその旨を相談するようにしましょう。
※BP系薬剤には注射薬と経口薬があります。注射はお薬手帳に記入されないので注意が必要です。

骨粗鬆症の影響が顎の骨ににも出ていないか歯医者さんでも聞いてみましょう!

11月

kuzumaki.jpg「開院2年目を迎えて」

H27年11月1日に「こまば歯科」を開院し早くも2年が経ちました。
何とかここまで無事にやってこられたのは、患者さんとそのご家族の暖かい見守り、
医院スタッフの献身的な支え、そして妻の協力があったからこそと感謝しております。
この2年を振り返ると、苦労や悩みもありましたが、それを吹き飛ばしてくれるほど充実した
2年だったと思います。

診療が楽しいと言えば語弊はありますが、悩みを抱えてくる患者さんの最初から治るところ
まで自分で診ることができ、最後は患者さんが笑顔になってくれる。
そしてまた、困ったことがあれば、相談に来てくれる。
患者さんのいい顔が、もっといい医療をしようと頑張る原動力になる。
これが、おそらく2年間走ってこれた理由だと思います。

この気持ちを3年目も、4年目も持ち続けて、安心できる歯科診療、そして温かいこまば歯科を目指して邁進していきたいと思います。
また地域住民の皆様に信頼される 温かで質の高い歯科医療を提供していきたいと考えております

10月

mushi.jpg「高齢者の虫歯について」

高齢の方が「なんとなく痛む気がする」と思って歯科医院に行くと、重度の虫歯で、すでに治療が行えない状況になっていることがあります。
最悪の場合は、抜歯するしかありません。
なぜ、このような状態になってしまうのでしょうか。

・エナメル質が薄いから
高齢の方は、長年のブラッシングや咀嚼(そしゃく)などによってエナメル質がすり減り、薄くなっている状態にあります。
また、加齢によってもエナメル質は薄くなりますので、虫歯菌の進行が容易になり、すぐに象牙質・歯髄まで虫歯になってしまうのです。

・歯肉がやせてきたから
歯肉がやせてくると、硬いエナメル質に覆われていない歯の根元の部分が露出します。
そのため、虫歯菌が直接歯の根元を攻撃し、虫歯になりやすくなってしまうのです。

・唾液の分泌量が減ったから
高齢になると、唾液の分泌量が減ります。
唾液には虫歯菌が好む酸性の状態を中性に戻す効果がありますので、唾液分泌量が少ないと虫歯になりやすくなってしまうのです。

・義歯を利用する人が多いから
入れ歯の留め金部分には食べ物のカスがたまりやすいですので、きれいにブラッシングをしないと留め金部分や入れ歯とほかの歯のすき間が虫歯になってしまいます。

「虫歯に気づいたらすぐに治療するべき理由」
誰にとっても、虫歯に気づいたらすぐに治療することは鉄則です。
では、なぜとりわけ高齢の方こそすぐに治療すべきといえるのでしょうか。

・動脈硬化のリスクが増える
細菌によって歯が侵食される状態が虫歯、歯肉や歯の根元が侵食される状態が歯周病といえます。
いずれも細菌によって引き起こされる疾病ですが、この細菌は虫歯や歯周病だけでなく、動脈硬化も誘発することがわかっています。
厚生労働省でも歯周病の予防が動脈硬化の予防になり、結果として脳梗塞や心筋梗塞、狭心症の予防になると説明しています。
血管の健康を守り、脳と心臓に十分な血液を送るためにも、虫歯や歯周病が重篤な状態にならないうちに早く治療する必要があるといえるのです。

・糖尿病のリスクも増える
歯茎に炎症が起こった状態が続くと炎症性サイトカイン・TNF-αという物質が放出され、膵臓から分泌されるインスリンの働きが阻害されるようになります。
インスリンの働きが阻害されると血糖値が低下せず、高血糖状態が続くことになり、糖尿病になってしまうのです。
糖尿病になると失明や腎不全などを引き起こすこともあります。
糖尿病のリスクを低減させるためにも、口内に異常を感じたらすぐに治療をすることが勧められるのです。

・肺炎になることも
高齢者の死因の中でも上位の「肺炎」。実は肺炎も、虫歯菌や歯周病菌から発生することがあるのです。
肺炎は肺がウイルスや細菌にかかることで起こる病気ですが、食べ物や唾液に口内細菌が混じり、それらが肺に誤って流れ込んでしまうことでも引き起こされます。
このような肺炎を「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」と呼びます。
特に高齢者や寝たきりの人は、飲み込む力が衰えていることが多いですので、誤って唾液や食べ物を肺に飲み込んでしまうことがあります。
普通の食べ物や唾液ならいいのですが、細菌がついた食べ物などから肺炎へと進行してしまうかもしれません。

「高齢者が虫歯治療をすることで得られるメリット」
早期に虫歯を発見し、早期に治療することで、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、糖尿病、肺炎などの最悪の場合は死に至る病気のリスクを軽減することができます。
ですが、高齢者が早めに虫歯治療することのメリットはそれだけではないのです!

・アルツハイマー型の認知症予防
「かむ」ことで刺激が脳に伝達され、学習能力と切り離せない伝達物質・アセチルコリンを増やすことができます。
アセチルコリンの量が減少すると、アルツハイマー型の認知症を引き起こすこともありますので、かんでアセチルコリンを増やすことはアルツハイマー型認知症の予防にもなるのです。

・脳血管性認知症の予防にも
認知症には、アルツハイマー型と脳血管性型があります。
脳血管性の認知症は、脳の血管が硬化することで引き起こされますが、虫歯や歯周病によって動脈硬化が進行していると脳血管性の認知症にもなりやすくなるのです。
動脈硬化を予防するためにも、早期の虫歯治療・歯周病治療が必要です。アルツハイマー型認知症も脳血管性認知症も、虫歯と歯周病治療で罹患リスクを下げることが期待できるでしょう。

年齢を重ねると、認知症や糖尿病、動脈硬化など気になる病気や症状が増えていきますので、「虫歯くらいは気にしなくてもよいのでは?」と考えるかもしれません。
ですが、虫歯が入り口になって、肺炎や心筋梗塞などの生命を左右する病気にかかってしまうこともあるのですから、敏感すぎるほど敏感になっても損はないのです。

歯に痛みなどの違和感を覚えたとき、歯茎が腫れたとき、歯茎がいつもよりも赤みが強いときは、迷わず歯科医院へ。
口臭が強くなったと感じることも虫歯のサインの可能性がありますから、すぐに歯科医院で適切な治療を受けるのが望ましいでしょう

9月

sa.jpg「酸蝕歯」

虫歯、歯周病に次ぐ第3の歯の疾患として、近年問題になっている酸蝕歯(さんしょくし)。酸性の飲食物などで歯が溶けてしまう症状です。

ワイン、炭酸飲料、栄養ドリンク、かんきつ類、ドレッシング――酸性度の高い飲食物が原因で、歯が溶けるおそれがあります。
歯は酸に弱いですが、唾液が酸を洗い流して中和するため、通常は大きな問題は起きません。
ところが強い酸に長い時間、または繰り返し触れていると、唾液の中和作用が間に合わなくなります。
化学反応で歯の表面のエナメル質が溶け、薄くなったり軟らかくなったりするのです。
さらに溶けると下の象牙質がむき出しになり、歯がしみたり、もろくなって欠けたりすることもあり、これらの現象を歯の酸蝕といいます。

酸蝕歯が厄介なのは「健康や美容によいとされるものが原因になるところ」です。
ダイエットのため黒酢の原液を朝晩飲んでいたり、手の甲のシミを薄くしようと、グレープフルーツを1日2玉食べていたりする、健康や美容への意識が高い人ほどなりやすい傾向があります。
熱中症対策にスポーツドリンクをよく飲む人も要注意です。

酸性・アルカリ性の度合いを示すpH(ペーハー)値は、低いほど酸性度が高く、虫歯の場合、口の中が5.5以下になるとエナメル質が溶け始めます。
酸蝕歯を引き起こす明確なpH値はまだわかっておりませんが、5.5以下の飲食物はリスクを高めると考えられています。

酸蝕歯を防ぐには、歯を酸に長時間さらさないことが何より大切です。
原因となる飲食物の過剰摂取を控え、飲み方や食べ方も見直しましょう。
「ちびちび飲み、だらだら食べはNG」飲み物はなるべくストローを使うと、歯への接触を少なくできます。
飲食後にガムをかむのも良いです。
唾液がたくさん出て、酸を中和してくれます。

虫歯の予防には飲食直後の歯磨きが有効ですが「酸性度が高いものを飲食した時は、30分ほど待ってからの歯磨きが望ましい」です。
酸で表面が軟らかくなっている歯をゴシゴシ磨くと、すり減ってしまうためです。
30分ほどで唾液がエナメル質を修復してくれるのです。

ただし酸蝕歯よりも虫歯のリスクが高い人は、食後すぐに歯を磨いてかまわいません。
歯磨き粉は再石灰化を促すフッ素入りを、歯ブラシは軟らかいものを選び、優しく丁寧に磨くことを心がけましょう

8月

DSC_0129_11.JPG「今年も10キロ走ってきました!」

2017年7月31日(日)
あの日は朝から曇っており、湿度が高い日でした。
寝坊した私たち夫婦は、急いで支度を済ませ会場に向かいました。
しかし、会場付近は渋滞が発生しており、なかなか車が進みません。
やっとの思いで駐車をし、何とかぎりぎりで受付の時間内に滑り込み、登録を済ませて、ホッと一休み。

休みながら思い返してみると、今年の週末は出張や勉強会に参加しており、全然走る機会がなく、ほとんどぶつけ本番的な状態で今日を迎えたんだなと。
それでも会場の雰囲気でテンションは上がり、スタートのピストル音が鳴ると一気にボルテージは膨れ最初からハイペースに。
いつも焦ってしまい最初から飛ばしてしまうため、今年は、目標のタイムをイーブンのペースで走ることを心掛けていたので、腕時計とにらめっこしながら抑えて抑えての我慢の走りをしました。
その甲斐あって、途中でペースダウンすることなく、なんとかゴールまで走りきることができて一安心。
毎年、今年こそは30㎞に出ようと思いながらも、10㎞をクリックしてしまう私の人差し指、来年こそは30㎞にクリックしてくれるだろうか。

7月

goen.jpg「誤嚥性肺炎をご存じですか?」

日本人の死因で最も多いのは「がん」(悪性新生物)、2位は「心疾患」、3位は「脳血管疾患」です。
では4位をご存じですか?
答えは「肺炎」です(厚生労働省調べ)。
肺炎には誤嚥性肺炎というものがあり、細菌が肺に誤って流れ込んでしまうために起こる肺炎です。

70歳以上の高齢者で肺炎にかかる人の70%がこの誤嚥性肺炎だともいわれており、90歳以上だと95%にもなるといわれています。
高齢者は特に注意すべき疾患だといえるでしょう。
肺炎が重症化すると死に至ることもありますので、特に高齢者にとって誤嚥性肺炎の重症化を防ぐことは、健康に長生きするためにも重要になります。

口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防につながる!!
理由1:口腔内の細菌数が減少する。
誤嚥した食べ物や唾液の中に細菌が少なければ、誤嚥してしまったとしても肺炎感染を予防することができます。
そこで重要になるのが口腔ケアです。
口腔ケアをしっかりと行うことで口内の細菌が減り、万が一誤嚥した場合でも肺に細菌が入り込む可能性を低くすることができるのです。
また、入れ歯をきちんとお手入れしましょう。
入れ歯の周りは、細菌が繁殖しやすくなっています。
専用の洗浄液などを使用して、入れ歯のこまめなケアも行いましょう。

理由2:誤嚥自体も減少する
口腔ケアをしっかりと行うことで、食べ物が口内に入ってから飲み込むまでの時間が短縮できます。
食べ物が食道に入るまでの時間が短縮されると誤って気道に入ってしまうことも減りますので、結果的には誤嚥予防につながります。

理由3:免疫機能が向上する
口腔ケアをしっかりと行うと歯や歯茎のトラブルが減ります。
口内の痛みや不快感もなくなりますので、食べ物をおいしく食べられるようになります。
食べ物を規則的においしく食べられるようになると、栄養状態も改善されて体力がつき、結果として免疫機能が向上します。
万が一細菌が肺内に入り込んでしまっても、免疫機能が高ければ、感染や重症化を防ぐことができます。

適切な口腔ケアをしっかりとすることで、誤嚥性肺炎の発症や重症化を防ぐことができます。
こまめにブラッシングをするだけでなく、歯科医院にもこまめに通い、定期的に専門的なケアを受けるといいでしょう

6月

oya.jpg「親知らず どうする?抜く抜かない?」

親知らず。
大人になってから口のいちばん奥に生えてくるいちばん前から数えて8番目の歯です。
正式には「第三大臼歯(智歯)」と呼ばれる親知らずは「抜いたほうがいい」とか「抜いたらすごく腫れた」など、怖くて厄介なヤツというイメージが一般に浸透しています。

抜くのを勧めるケース
1.虫歯が大きい場合
虫歯が小さい場合には治療も可能ですが、大きな虫歯ができている場合、治療が困難を極めるだけでなく、治したとしても予後が悪いため、抜歯を勧めます。

2.歯茎の炎症がひどい場合
智歯周囲炎を頻繁に繰り返していたり、炎症の程度がひどかったりする場合には、抜歯を勧めます。つらい症状に悩まされ続けたり、炎症が広がって重症化し、入院をしたりするようなひどい目に遭う場合もあります。

3.きちんと生える見込みがない場合
親知らずが歯茎から出ていても倒れて埋まっていたり、スペースが足りずに生えきらない場合は、後にトラブルが起こる前に早めに抜くことを勧めます。

4.歯並びを悪くしてしまう場合
親知らずが傾いて埋まっている場合、隣の歯を押して歯並びがずれてしまうことがあります。
このような場合には抜かなければ歯並びがどんどん乱れてしまいます。

5.口の中の粘膜や顎関節にダメージを与えている場合
親知らずがきちんと生えていて虫歯がなくても、向かいの親知らずが生えていないなどの理由でかみ合わない場合、向かいの歯茎をかんでしまったり、頬粘膜を傷つけ、口内炎を作る原因となります。
また、親知らずが生えていることで顎関節にダメージが加わることがあります。

6.口の中の清掃状態が良くない場合
歯磨きがきちんとできていない人は、親知らずが後に痛みや腫れなどのトラブルを起こす危険性が高いため、トラブルのないうちに抜いておいたほうが良いといえるでしょう。



親知らずに痛みがあっても、必ずしも抜かなければならないわけではありません。
親知らずは完全に生えきるまで数カ月かかることも珍しくなく、その間歯茎の炎症を起こしたり、隣の歯を圧迫することで時々痛みを出すことは多かれ少なかれあります。

ただ、その親知らずがその後きちんと生える見込みがあり、本人がしっかりと親知らずの周囲を歯磨きするなど、清潔に保っていけるようであれば、親知らずを無理に抜く必要性はありません。
むしろ抜歯せずに残しておくことで、将来、他の歯がダメになった場合に移植に利用したりすることもできるため、最近では「残せる見込みのある親知らずは残す」という姿勢の歯科医も増えています

5月

DSC_0130_7.JPG「初めてフクロウを見た!!」

4月末の連休で養老牛温泉に行ってきました。
夜になると、もしかしたらフクロウがやってくるかもしれないとのことで、ワクワクしながら温泉を堪能し、夕食を食べていたところ、なんと本当にやってきました、フクロウさんが!

まず、最初に見て思ったのが、想像していたより大きい。
おっちゃんこした子供のサイズがぴったりと合うくらいの大きさです。
羽を広げるとさらに大きく見えました。
森の中で遭遇したらまず、腰を抜かすだろうと思います。

そんなフクロウさんですが、シマフクロウの「シマ」は北海道を意味するそうです。
また、英名は、乱暴に訳せば「北海道の魚を取るフクロウということみたいです。」
そして、その名の通り、北海道の一部に棲息しています。
大昔、アイヌはシマフクロウを「コタン・コロ・カムイ」と呼び、村を守ってくれる神様として崇めていたそうです。

ちなみにコタン・コロ・カムイとは、諸説ありますがアイヌ語で村の主を意味します。
レットデータブック:日本の絶滅のおそれのある野生生物に指定され、国の天然記念物、希少野生動植物種であるシマフクロウさん、現在なかなか生息数が増えないということです。
また、出会える日を楽しみにしています

4月

df.jpeg「デンタルフロスと歯間ブラシの違いは」

デンタルフロスと歯間ブラシはどのように使い分ければよいのでしょう?
歯と歯の間の汚れを取る道具としては皆さん認識していると思います。

歯と歯の間の汚れを取ったり、歯垢を残らないようにする効果は歯間ブラシの方が上です。
しかし、若い方は歯と歯の隙間が小さいため歯間ブラシが入らないという方も多いのです。
そのため、若い方はデンタルフロスを使い、また、歯と歯の隙間があるご年配の方は歯間ブラシを使うという使い方が一般的です。

虫歯予防はデンタルフロスをオススメします。
デンタルフロスは、「歯と歯の間」の汚れをとるのが目的です(虫歯予防)。
歯と歯の間に歯間ブラシがスムーズに入るほどのすき間がなく、虫歯になりやすい方はオススメです。

歯周病予防は歯間ブラシをオススメします。
一方、歯間ブラシは、「歯と歯肉の間」の汚れをとるのが目的です(歯周病予防)。
ご年配の方や歯周病などで歯と歯の間のすき間が大きく空いている方はオススメです。

理想としては、役割がそれぞれ違うのでフロスで歯間部分を、歯間ブラシで歯の周りを併せてしてあげると1番キレイに歯垢が取り除けます。


しかしながら、正しい使い方をしないと悪影響も出てしまいます。
鞭のようにバチバチとデンタルフロスを入れると歯肉が傷つきますし、サイズの大きい歯間ブラシを使うと、歯と歯の隙間がさらに広がることがあります。
道具には正しい使い方があります。
当院で学んでみませんか?

3月

chikaku.gif「歯がしみるのってストレスですよね。知覚過敏が生じる原因」

知覚過敏のメカニズム
歯は表面から順番に、エナメル質・象牙質・歯髄というように、いくつかの層がひとつになっています。
歯の最も表面にあるエナメル質の部分は、厚みが約2~3mmあると言われており、体の中で一番固い組織です。
エナメル質の下の層の象牙質は、エナメルと比較すると柔らかいため、虫歯が広がりやすい部分です。
象牙質が外に露出した場合、物を噛んだ際に象牙細管という部分を通して、歯髄に刺激が伝わってしまうため、歯がしみるようになったり、瞬間的な痛みが生じることがあります。

象牙質の下の層の歯髄は、神経が通っているので痛みを感じる部分です。
さまざまな原因によって象牙質が外に露出すると、歯に加わった刺激が歯髄に伝わり、歯がしみるようになります。このような症状のことを知覚過敏と呼びます。

知覚過敏になってしまう原因について
・力を入れて歯をブラッシングする
力を入れて歯をブラッシングする習慣があると、歯のエナメル質を傷つけてしまうことがあるので、象牙質が露出してしまい、その部分が刺激を受けやすくなって歯がしみるようになることがあります。
また、力を入れて歯茎の部分をブラッシングすると、歯茎が後退して歯がしみるようになることがあるので注意が必要です。

・加齢や歯周病などで起こる歯茎の後退
年齢を重ねていくうちに、歯茎が下がってくるといわれています。
また、歯周病になると、歯の周辺にある組織が炎症を起こして、歯茎や歯を支えている骨が下がってしまいます。
歯茎が下がると象牙質が露出しやすくなり、その部分が物を噛む時や冷たい飲み物などを飲む時に刺激を受けて、歯がしみたり痛みを感じるようになることがあります。

・睡眠中の歯ぎしり
睡眠中に歯ぎしりをする癖があると、歯を噛みしめることで歯の表面に強い力が加わり、エナメル質が剥がれやすくなります。
エナメル質が剥がれた部分は象牙質が露出することになるため、知覚過敏になりやすいです。

突然、歯がしみたり痛みを感じるような場合には、歯が知覚過敏になっているのかもしれません。
知覚過敏が気になる場合には、その原因となる生活習慣を特定して、改めるように心がけましょう。
もちろん虫歯でも歯はしみますので、気になる症状の時は拝見いたします!!

2月

syouni_img01.jpg「毎日の歯磨き~日本人に虫歯や歯周病が多い理由~」

『私は毎日歯を磨いているから大丈夫!』と思っている人も多いと思いますが、まずはその認識から変えてみませんか?

日本人の多くは、ただ歯を磨けば虫歯や歯周病が防げると思っているようですが、これは大きな間違いです。
日本では毎日歯を磨く人が95%もいるにもかかわらず、虫歯や歯周病が多いのがその証です。
本当に必要なのは、歯を磨くことではなくプラーク(歯垢)コントロールです。
簡単に言うと、お口の中の細菌を取り除くことなのです。

海外では小さい頃から口内の細菌の取り除き方を教わっているのに対し、日本では“何を取り除くか”を理解していない人が多く、そのため、正しいオーラルケアができないことが多いのです。

では正しいオーラルケアの方法とは?
ほとんどの人は、歯ブラシを歯の表面など当てやすい部分にしか当てておらず、歯垢が残ってしまっています。
歯ブラシで落とせる歯垢は約61%というデータもあります。
歯垢がたまるのは、歯と歯の間、歯茎のきわ、歯の真後ろ、奥歯のかみ合わせの溝の4つです。
これを落とすにはワンタフトブラシ、歯間ブラシ、フロスなどの補助用具を使うことが不可欠なのです。

あなたの歯磨きの仕方は正しい磨き方でしょうか?
また、歯ブラシや補助器具は種類が山ほどあり、どれを使えばよいか迷いませんか?
当院では一人一人のお口に合った歯ブラシ・補助器具を衛生士が処方し、使い方を指導しています。
さあ、あなたも正しい歯磨きの仕方・補助用具の使い方を覚えてみませんか?

2017年1月

syo2 (2).JPG「明けましておめでとうございます。」

年末年始、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私たち夫婦は年始に東京で箱根駅伝を見てきたのですが、必死に走る選手たちにテレビで見る以上に熱いものを感じ、身が引き締まりました。

さて、寒い日が続くこの時期は寒さでどうしても身体が縮こまり肩こりがひどくなる方が多いのではないでしょうか?
私もついつい体を丸めてしまうため、気づくと意識して背筋を伸ばすようにしています。
実は肩周りと一緒に知らず知らずのうちに力が入っているのが顎です。
寒いとついギュ~ッと食いしばってしまうことが多くなります。
すると顎周りの筋肉が凝り固まってしまい痛くなりやすくなります。
顎、口周りの筋肉と首肩の筋肉は連携しているため、肩と顎とどちらも相乗効果で悪化させてしまうのです。

また、歯も過度の負担がかかるため、
・歯周組織が炎症を起こし痛くなる
・歯周病が悪化し歯がぐらぐらゆれる
・知覚 過敏がひどくなる
・歯が欠けたり
と、食いしばることでのトラブルが多い季節です。
姿勢を正すのと一緒にお口もリラックスさせてあげてください。

お風呂に入った時など身体が温まっている時に軽く顎(耳の前あたり)に手を添えた状態でゆっくりと大きくお口を開け閉めを数回するだけ。
これだけでかなり違います。

また、だんだんと動きに慣れてきたら、お口を開けた状態で下顎を軽く左右にも動かしてみてください。
すると噛み癖で左右どちらかが動かしにく場合があると思いますが、繰り返すことで徐々に同じように動くようになってきます。
身体と同じでストレッチしてあげることで余分な力が抜けて食いしばりも軽減していきます。

ストレッチをする際一番重要なのは無理をしないこと!
痛いのに無理に行ったり、早くいっぱいやってもあまり効果が出ないどころか顎を痛めてしまいます。
必ず温まった状態でゆっくりと行ってください。

年末年始でだらけた身体と頭をリフレッシュするとともに、お口周りもほぐしてすっきり良いスタートをきりましょう!
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

                                            こまば歯科 スタッフ一同

12月

520003373b.jpg「12月は大忙し!歯磨きを忘れずに!」

12月は忘年会、クリスマス、年越しお正月と慌ただしい季節です。
また、毎日の歯磨きを怠りがちになる時期でもあります。

さて、ブラッシングが疎かになると、歯の表面にはネバネバした堆積物(たいせきぶつ)であるプラークがだんだん歯に溜まっていきます。
プラーク(歯垢・しこう、バイオフィルム)とは簡単にいうと、
口の中の細菌が歯の表面についてベトベトに固まっている状態です。
プラークは、1グラムあたり1,000億個もの細菌からなり、それを構成する細菌の種類は500種類以上といわれています。

皮膚や鼻の粘膜の表面には、各々1平方センチあたり1,000および10万個の細菌がいますので、プラーク中の細菌の多さは際だっています。
このプラークの細菌が酸を出して歯を溶かしたり、毒素を出して骨を溶かすことによって、虫歯や歯周病が進行するのです。

プラークは出血している歯茎から、血液の流れに乗って体の中に入り込みます。
プラークによって体の中の血管を詰まらせ心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす原因にもなります。
また、口は呼吸の入り口でもあるため口の中のプラークが肺炎を引き起こす誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)の原因になり、
肺炎は日本人の死亡原因の4位になります。

プラークは毎日毎食後取り去ることが基本です。
ただし人によっては歯ブラシやデンタルフロスだけでは取り除くことができなかったり、プラークに含まれる細菌がとても強い場合もあります。
その場合は薬を使いながらプラークの除菌をし歯や歯茎を守っていく必要があります。
楽しい時間を過ごすためにきれいにブラッシングをしましょう!

11月

DSC_1315.JPG「祝1周年」

釧路も雪が降り今年も寒い冬がやってきましたが皆さんどうお過ごしでしょうか?
昨年11月に新生こまば歯科となって早くも1年が経過しました。
急な開業で以前から通ってくださっている患者様には大きな不安とご迷惑をおかけしてしまいましたが、温かく見守っていただき大変感謝しております。
こうして無事1周年を迎えられたのも当院を選び来院してくださった皆様のおかげです。
ありがとうございます。

11月2日まさにちょうど1年のこの日にスタッフからお花のサプライズ!
ほんとうにうれしいとともに、こうして医院の事を考えてくれているスタッフがいてくれることで、こまばはこれからもより良い医院へと成長できると確信しました。

患者さんに寄り添い、一緒に歩んでいける歯科を目指して、これからもスタッフ一同まい進してまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

                             葛巻秀敏、葛巻真穂子

10月

ko.jpg「釧路湿原でカヌーに乗ってきた!」

先日、内地から後輩がやってきたので、釧路の見どころを紹介するために一緒にカヌーに乗ってきました。
そこでこんなにも身近にある釧路湿原を全然知らなかったことに気が付きました。

釧路湿原国立公園は、北海道東部を流れる釧路川とその支流を抱く日本最大の釧路湿原及び湿原を取り囲む丘陵地からなる。
手つかずの広大な水平的景観はこの地の何よりの魅力である。
また、国の特別天然記念物のタンチョウをはじめ多くの動植物の貴重な生息地となっている。

釧路湿原は、明治以降、開拓が困難なため、役にたたない土地と考えられてきたが、戦後の食料不足による農地開発や市街地開発及び丘陵地伐採などにより、湿原面積の減少や乾燥化が進んだ。
それに対し地元の研究者や自然保護団体が、湿原の価値を見直すための運動を続けた結果、その価値が国際的に認められ、昭和55年に日本で最初のラムサール条約登録湿地となり、7年後には国立公園に指定された。

湿原を中心とする初の国立公園の誕生は、かつて「不毛の大地」と呼ばれた湿原の自然環境に対する価値が、地域の活動を通して見出された結果、日本の国立公園史に新たな歴史を刻んだ出来事といえる。(環境省より文章を引用)

先日の大雨から釧路を救ってくれたのもこの湿原があったおかげで、河川の氾濫がなかったのは、湿原が山からの水を吸収してくれたからだとガイドの方もおっしゃっていました。
自然の音しか聞こえず、そこで生活する動植物を見てゆっくり流れる時間を過ごし、改めて、体験して初めてわかることがたくさんあることを感じた一日でした。
やっぱり釧路はいいですね。

9月

歯根.jpg「歯髄」

治療中にある質問されたこと
~神経のある歯と無い歯は何が違うの?~

歯の内部には「歯髄」と呼ばれる、いわゆる神経組織があります。
この歯髄はただ痛みを伝えるだけではなく、無数の毛細血管が存在し歯に栄養分や酸素を送っています。
例えるなら、イメージしてみてください、神経のある歯は、地中に根をしっかり伸ばして生きている木です。
そして、神経のない歯は、切り倒された木です。
地中から栄養分を補給している生きている木は、瑞々しさを保ち、多少の強風などでも、ぽきりと折れずしなって対応しています。
はたまた、切り倒された木はどんどん干からびて、力に負けて簡単に、ぽきっと折れてしまいます。
むし歯の進行などによりこの「歯髄」が細菌におかされると、取り除かなければならなくなります。
こうして「歯髄」を失ってしまった歯を「失活歯(しっかつし)」といいます。(反対に「歯髄」のある歯は「生活歯」といいます)

神経を取った歯のデメリット① 歯がもろくなる
歯の神経(歯髄)は栄養分や水分、酸素を運んでいます。
つまり、神経をとってしまうということは、歯に栄養分が送られなくなることを意味し、その結果、歯が弱くなってしまうのです。
歯は食事のたびに常に力がかかっています。
そのため神経を取ってもろくなった歯は、どうしてもヒビが入ったり、割れたり折れたりする可能性が高くなってしまうのです。

神経を取った歯のデメリット② 虫歯に気が付かなくなる
神経を取ったからといって、むし歯にならないわけではありません。
むしろ、痛みを感じなくなるので、むし歯になっても気づきにくく、知らないうちに大きなむし歯となり、最悪の場合歯を抜かなくてはならなくなります。

神経を取った歯のデメリット③ 変色する
歯の神経を取ってしまうと、歯髄のまわりにある象牙質に血液が送られなくなるので、象牙質が変質し色が変わってしまいます。
このため、歯の色も変色してしまうんです。
奥歯ではあまりに気にならないかもしれませんが、前歯の場合はかなり目立ってしまいます。

歯も健康な状態で末永く使うことが大事なのです。
私たちこまば歯科のスタッフがお口の中のケアをサポートしていきますので、一緒により良いお口の環境を作っていきましょう

8月

ku.jpg※写真をクリックすると拡大表示されます。「釧路湿原マラソン」

ザーっという雨音で朝目覚めた。
時折雷鳴もきこえてくる。
今日は釧路湿原マラソンの日だ。

中止かと思われたが、準備して会場へ向かうとする。
道中車の影が全くない。
しかし、大会会場についてみれば、走りたくてうずうずしている人たちでいっぱいだ。

大会運営の放送では、雨は開始時には止むという。
エントリーを済ませて待機していると、本当に雨は小雨になっていた。

今回も10kmマラソンに出るために、毎週少しずつ走って体を慣らしてきた。
走ることが大の苦手の私だが、一人で走る練習の時と違って、大会では大勢で走る。
それがなんと楽しいことか。
沿道から応援してくれる人の声を聴きながら自分を鼓舞し、何とか今年もゴールまで走り切った。
人に自慢できるタイムではないが、ゴールした時は達成感を味わうことができるので、本当に嬉しい。

小雨という釧路らしい天気の中でも応援してくれる人達、大雨の中でもきっちり仕事をして、
大会を運営してくれた関係者の方々あっての良い大会でした。
そんな大会に私は来年もエントリーする

7月

aro.jpg「アロマ始めました」

皆さん歯医者が苦手な方が多いですが、その理由の一つに医院に一歩足を踏み入れた瞬間、
鼻につく歯医者独特の臭いがあると思います。

自分たちでは毎日働いているので全然気付かなかったのですが、開業してすぐ、
家族が医院を見学に来た際、歯医者の嫌な臭いが結構するね」と、指摘されました。

それまであまり臭いはきつくないと思っていたので驚きました。
当医院に来院してくださった患者さんも不快な思いをしている、
臭いをどうすればなくせるのか悩んでいろいろと調べました。
そこで出た結論がアロマです。

アロマというと香りによるリラックス効果だけかと思っていたのですが、100%ピュアオイルを使用することで消臭や虫よけ、
さらに抗菌・抗ウィルス効果もあるそうです!

香りが苦手な方もいらっしゃると思うので現在、試しに受付に設置しております。
安心して高品質なアロマを楽しんでいただくため、多くのクリニックやサロンで取り入れられているアロマディフューザーと、
専用の100%天然成分のエッセンシャルオイルを採用しました。

今後皆さんやスタッフの評判をもとに、
診療室により抗菌効果の高い香りを設置することでリラックス効果だけでなく感染予防にも役立てればと考えております。

歯科に来院し、ナーバスになっている皆さんが良い香りによって不安や緊張を少しでも和らげ、リラックスしていただければうれしいです。

[現在の香り]
・シトラスハーブ・(以下のエッセンスが含まれております)
オレンジ、マンダリン、ゼラニウム、マジョラム、ペパーミント、グレープフルーツ、ラベンダー、ローズマリー、ベルガモット、パルマローザ

6月

ct10.jpg「一般によく聞くCTとは・・・」

一般によく聞くCTとは、Computed Tomographyの略です。

コンピュータを駆使したデータ処理と画像の再構成で、断層写真を得ることができる装置です。
歯科用CTとは、近年開発された歯科に特化したCT装置で、コーンビーム方式を用いているためコーンビームCTとも言われています。

歯が痛いけどどこが痛いのかわからない、歯の治療を続けているがいつまでも変わらない、このように先の見えない治療に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
近年、歯科用CTレントゲンが少しずつ普及し、今まで歯科医師の経験と予想で診断していた痛みの原因が、3次元のCTレントゲンによってわかるようになっています。

もちろん全ての原因がわかるわけではありませんが、今までの診断や治療より格段に精度は向上しています。
今回は歯科用CTレントゲンでわかる歯の痛みの原因と歯科用CTを撮影することによってより安全にできる治療についてお伝えします。

歯科用CTでないと分からない歯の痛みの原因

1.副鼻腔に膿が溜まる 上顎洞炎(蓄膿症)
2.根の先に膿が溜まる 歯根嚢胞
3.歯の根が割れる   歯根破折

歯科用CTで確認後、治療した方が安全なもの

1.インプラント治療(術前の診査・診断、術後の状態確認)
2.親知らずの抜歯(下顎枝との位置関係など)
3.歯周病の骨の再生
4.根管治療
5.過剰歯の抜歯
6.歯列矯正

5月

hamigakiwoman.jpg「正しいブラッシング」

慢性の炎症はからだの中に入り込んだ細菌などによって起こりますが、急性の炎症と異なり、痛みも感じないものが多いといわれております。
慢性の炎症が原因で発症するといわれているものが、アルツハイマー病、がん、リウマチ、糖尿病などです。
過剰な内臓脂肪も炎症を起こすといわれています。肥満でも炎症が起こります。


さて、口腔内には約100億個の細菌がいます。

おもに細菌やウイルスが侵入する部位は、呼吸器や消化器、とくに問題となるのは口です。
細菌の量を調べると、口の中には約700菌種、約100億個の細菌がいます。
もちろんすべてが悪い菌ではなく、虫歯があればその傷口から、歯周病があれば歯と歯茎の隙間から細菌が侵入します。
血管に入った細菌は免疫機構によって排除されますが、一部は生き残り、炎症を起こします。
この歯周病菌によって、アルツハイマー病や動脈硬化が引き起こされることがわかっています。
動脈硬化によって心筋梗塞が起こり亡くなった人の心臓の血管を調べたところ、歯周病菌が見つかっており、
アルツハイマー病も同様に、亡くなった人の脳から歯周病菌が見つかっています。

口腔内をきれいに保つことで、リスクを減らすことができます。
正しい歯ブラシをの仕方を学びましょう

4月

ka.jpg「噛めるということ」

愛知県知多半島の65才以上の住民を対象に、歯の数と認知症の関係について4年間追跡調査をした結果、20本以上歯を有する人に比べて、歯がほとんどなく、義歯も利用していない人の
認知症のリスクは、最大1.9倍となったそうです。

また、すでに自分に歯はなくなっていても、義歯などで正しいかみ合わせができるよう
口腔機能を回復させている人は認知症になりにくく、転倒数も少ないことがわかっています。

正しいかみ合わせのおかげで、食べたものの栄養が効率よく吸収できるだけでなく、
脳が活性化されたり、体力が高まったりします。
心と体は密接に関係しているので、活力がでてくると気持ちにもハリが生まれ、
生きる意欲にもつながります。

自分の歯を失ったら、そのままにせず、入れ歯やインプラントなどで、
いつまでもきちんと食べ物を咀嚼できる歯を維持しましょう。

                               院長 葛巻秀敏

2016年3月

nin.gif※写真をクリックすると拡大表示されます。「認知症」

先日、歯科医療従事者の認知症対応力向上セミナーに参加してきました。
現在、認知症の原因疾患として大きく 4 つに分類されるようです。
アルツハイマー型
レビー小体型
脳血管性
前頭側頭型(ピック病)
認知症は年だからという問題ではなく、病気とされています。

定義としては、
いったん正常に発達した知的機能が持続的に低下し、複数の認知障害があるために社会生活に支障をきたすようになった状態。 と、されています。

高齢化社会を迎えた現在、避けては通れない問題となってきております。

私たち「こまば歯科」では、患者さんのペースを大切に、患者さんの立場で、患者さんのプライドを傷つけないように、
患者さんの笑顔が見られるよう診療に従事していきたいと思います。

                                          院長 葛巻秀敏